小3男子の夏休み工作!明るさでLEDの表示が変わる帽子
小学3年生の男の子が、夏休みの自由研究でmicro:bit工作にチャレンジ!
まわりの明るさによって、LEDの表示が変わる帽子を作ってくれたのでご紹介します。
使用しているのはmicro:bitをはじめようキットです。
プログラミング
今回作ってくれた帽子はこんな機能を持っています。
- 一定以上の明るさのときは、消灯する
- ある明るさより明るいときは、指定したアイコンを表示
- ある明るさより暗いときは、別の指定したアイコンを表示
今回のプロジェクトでは、micro:bitに搭載されている光センサーを使用します。光センサーによって、周辺の明るさを知ることができます。明るさは数値で表すことができ、指定する数値の明るさより明るい or 暗いときに〇〇させるという命令で動かします。
身近な応用例として、暗くなったら自動で点灯するセンサーライトなどがイメージしやすいと思います。同じ仕組みです。
はじめてmicro:bitのプログラミングに取り組む方は、こちらのページを最初にご覧ください。プログラミングのやり方などを解説しています。
今回のプログラムはこのようになります。
「明るさ」ブロック
ツールボックスの「入力」の中にあります。明るさは0(真っ暗)~255(一番明るい)の数値で表すことができます。
ここでは消灯するときの明るさ数値を150以上としていますが、部屋の明るさは環境によって変化します。まずは自分の部屋の明るさがどのくらいなのか、micro:bitで測ってみて目安を決めましょう。
このようにブロックを組めば照度計になります。
「もし~なら」ブロック
ツールボックスの「論理」の中にあります。「もし~なら」「~でなければ」など、条件を定義するブロックです。値を比べるブロックもここにあります。
もし明るさが150以上なら、
→ LEDを消灯する
でなければもし明るさが100以上なら、
→ LEDにアイコンを表示
でなければもし明るさが100未満なら、
→ LEDに別のアイコンを表示
実際にmicro:bitでテストしてみよう
シュミレーター上で動作を確認できたら、micro:bitにプログラムをダウンロードします。プログラムのダウンロードの仕方についてはこちらを参考にしてください。
うまく動いていますね!
これで、部屋の明るさを調べて、結果をLEDに表示させることができるようになりました。今回は明るさ150以上のときは消灯させていますが、明るさ数値を表示させるのも良いかもしれません。
他にも改善ポイントがあれば、ぜひプログラムをどんどん変えてみてください!
工作に組み込もう
プログラムを書き込んだmicro:bitを電池ボックスと繋いで、帽子にくっつけます。今回はお母さんに手伝ってもらいながら、帽子の前面に縫い付けてくれたそうです。LED部分だけが見えるように工夫されていますね!
micro:bitは、工作に組みこめることが素敵ポイントのひとつ。今回のように「明るいとき」「暗いとき」という状況を用意して、どうなるかの実験ができます。自分の目でみて試して、試行錯誤しながら楽しくプログラミングに挑戦してみてください!