おもちゃ作家 佐藤蕗さんの作例を参考に「お出迎えネコちゃん」を作ってみました!

「知りたい!プログラミングツール図鑑」より

こんにちは、LABO KIDSの平山です。今回はコラボレーション企画です!

SNSや雑誌で人気の手作りおもちゃ作家、佐藤蕗さんのmicro:bit作品「呼ぶとでてくるぴょっこりハート」。おーい!と呼ぶとピョコっと出てくるハートがとっても可愛らしいです。作り方は「知りたい!プログラミングツール図鑑」に掲載されています!

LABO KIDSのmicro:bit(マイクロビット)で動く猫耳工作キットに入っている3つのパーツ(micro:bit、ワークショップモジュール、サーボモーター)で作ることができます。私も試しに作ってみたのでご紹介!

 

お出迎えしてくれるぴょっこりネコちゃん♡

「ただいま~!」と声をかけると、ぴょこんと出てきてくれます。我が家の子供たちがすごく面白がって「ただいま」を連呼しまくってました(笑)仕組みやプログラムは「ぴょっこりハート」と全く同じです。

ちゃんと垂直に引っ張られるように工夫がされていて勉強になりました。またサーボモーター(注1)が回る「ジャッ!!!」という音と勢いが、飛び出してくる「ぴょっこり感」をいい感じに演出してくれて素敵です♡

実際に作ってみて思ったのは、プログラムより工作の方が難しいこと!ああでもないこうでもないと試行錯誤の連続でした。ネコちゃんを厚めのボール紙で作ってしまったからか、軸に使っていたストローが重さに耐えきれず折れてしまって、針金や竹ひごや...いろいろ試しつつ最後は割りばしに落ち着いたり。実験みたいで楽しかったです!

電気的な要素が加わると工作のレベルが一気にあがりますよね!日々いろいろな家電製品を何気なく使ってはいても、その仕組みを深く考えることもない私ですが... こうやって自分が作ったものが光ったり動いたり、音が鳴ったりするとちょっとした感動を覚えます!実際に動くものをプログラミングするって楽しいですね。

注1:サーボモーターって?

モーターと聞くと、ぐるぐる回るラジコンのタイヤなんかが思い浮かびますが、サーボモーターはそれとは少し違って、指定した角度まで動かして止める、という制御ができます。例えばロボットの関節部分に使われていたりします。サーボモーターが指す向きと角度の関係は図のようになっています。

 

 ワークショップモジュールとの接続はこのようになっています。サーボモーターのコードの色並びには向きがあります。ワークショップモジュールの端子に色のシールが貼ってあるので、それに合わせて間違えないようにしましょう。

 

ぜひオリジナルのぴょっこりおもちゃ、作ってみてくださいね!作り方はこちらです!

 


 

作者・佐藤蕗さんのコメント

とってもかわいい作品を作っていただいて嬉しいです。 ただいまー!と連呼するお子さんの声と笑い声に、おもわず私もニコニコしてしまいました。
ストローではなく割り箸を使われたのですね。試行錯誤がすばらしいです。
サーボモーターに割り箸をどのように固定したのか、ぜひ教えていただきたいと思いました!

 

 


佐藤蕗(さとうふき) 手づくりおもちゃ作家

2児の母。建築設計事務所勤務を経て、第1子出産を機にフリーランスに。育児をしながら作っていたおもちゃが反響を呼び、造形作家として、雑誌・web・テレビでお仕事中。オンラインの工作教室も開催中。著書に「ふきさんのアイデアおもちゃ大百科シリーズ / 偕成社」「親子で笑顔になれる “魔法の手作りおもちゃ"レシピ / 宝島社」がある。

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